暮らし
-
火を炊く
火があるところには人が集まる。
調理し、温まり、眺めて落ち着くことが人間の原点かもしれません。木炭・竹炭づくり / 狩猟・ジビエ料理 / 薪ストーブ・薪風呂 -
脈を通す
水は全ての源。綺麗な水をつくることは、
豊かな暮らしを作ることであると考えています。無農薬の水田づくり / 大地の再生・環境改善 / バイオジオフィルター -
山を守る
里山は、人が程よく関わることで多様性を保ってきました。
これからも活用し、育て、共に生きていくことが重要です。自伐型林業 / 炭作り / 食べられる庭づくり・森づくり -
暮らしと手仕事
暮らしの延長線上には、文化があります。
それぞれの地域の気候風土に合わせて、
文化やライフスタイルは醸成されます。オフグリッド生活 / 味噌作り・箒作り / グリーンウッドワーク -
野を良くする
野を良くするのが百姓の仕事。
さまざまな生物が活動する土を良くすることで、
畑や庭への小さな関わりが、山や生態系を繋げて躍動させていきます。大地の再生 / パーマカルチャーデザイン / 不耕起、オーガニックの野菜づくり / 日本蜜蜂 -
根をめぐらせる
根っこと菌のように、どこまでも伸びて全てと繋がっていく。
つながりを理解し活用することが、よりよい在り方の始まりです。地域行事への参加 / 地域活性のイベント / コミュニティデザイン / 研修、ワークショップ
プロフィール
井本 球
earthman 探求担当 兼 ガーデンコーチ
環太平洋大学体育学部体育学科 卒業。株式会社パソナグループに入社し、自然を通した社会や個人のあり方についての教育・研修事業に3年間携わる。淡路島で無農薬無肥料での野菜づくり、パーマカルチャーをベースとしたフィールドづくりを行うなかで、動植物や微生物が連動してつくりだす生物多様性の美しさに魅了され、自然や生態系にのめり込んでいく。「人がいるから地球が汚れる」ではなく、「人がいるから地球が豊かになっていく」世界を目指し、様々な人が自然と関わり合うきっかけを生み出すためにガーデンデザインやコーチング、暮らしのモデルルームづくりに注力している。
片岡 真央
earthman ブレイクスルー担当
大阪府立大学現代システム科学域マネジメント学類 卒業。新卒で株式会社パソナグループに入社後、淡路島拠点にて地方創生事業、営業チームの立ち上げ、若者の人材育成プログラムの研修を担当。自身の家庭環境のトラウマから人間関係に苦手意識を持っていたが、人や自然との対話を経て、有機的な繋がりを認識できたことで、少しずつトラウマを昇華してきた。現在は和歌山県橋本市の里山集落に移住し、里山環境・文化を守ることを通じて、「多様な命が生かし合い、誰もが可能性を最大限に発揮できる場づくり」に挑戦している。橋本市地域プロジェクトマネージャー、コーチング&キャリアアドバイザー(複業)
竹尾について
私たちが拠点にしている場所は、橋本市高野口町の隠れ里。山深くひっそりと暮らしをいとなむ嵯峨谷・竹尾という周辺集落の興りは、平家の生き残りが開いたとされる説や、葛城修験道と呼ばれる山伏たちが休憩所として開いたという説などがあります。かつては高野山への参詣道にある集落として、宿場としても知られていたようです。人里から離れ、厳しい自然の中で手を取り合い、山や自然の力をうまく活用していた形跡が、祭りや石積み、暮らしそのものなど風習、風景として根付いています。
井本球の祖父母は嵯峨谷で生まれ、祖父が狩猟や木こり、炭作りをしていたため、幼少期から里山に根付いた暮らしの断片を感じていました。里山に根付いた暮らしをしたいと考え拠点を探し、たどり着いたのが祖父母の生まれ故郷である嵯峨谷・竹尾でした。今ではこの地に根を下ろし、自分の先祖が紡いできた暮らしを、自分たちの世代で終わらせることなく未来に繋げつつ、文化の再認識と向上に努めています。