大阪府を拠点にひとり親や児童の支援事業をメインに活動されている団体です。この度、橋本市にカフェをオープンされるとのことでデザインをさせていただきました。
ドリンクや加工品に、菜園のハーブや果実を使いたい。子供たちに、庭から収穫して食べる体験をしてほしいというニーズに合わせ、「食べられる庭」をテーマにガーデンづくりをさせていただいています。地形や気候、水脈の流れなどを考慮することで、時間の経過に沿ってガーデンが成長し、手を加えなくても豊かな場所になっていくように設計をさせていただきました。
シンボルツリーには常緑ヤマボウシを選出しました。木陰と景観、秋には果実を実らせてくれるので、木陰に人が集まり休憩ができる憩いの場の中心にふさわしいと考えました。また多様な植物が育つ場所にするために、家屋から出てきた壊れた藍染用の樽をプランターがわりとしてハーブを植えました。
大地の再生・中国支部の下村京子さんと上村匡司さんを講師にお招きして、earthmanの自宅周辺の環境改善を行なうほか、西日本各地での講座に同行させて頂いています。
「大地の再生」とは造園技師・矢野智徳(やのとものり)が観察と実践を経て見出した環境再生の手法をもとに、傷んだ自然の環境再生施工と普及啓発をテーマにした活動です。昔の人々は地形を読み、水を読み、風を読んで暮らしの営みを紡いできました。それが「里山」であり、「暮らし」だと思います。しかし私たち現代人はその便利さゆえに、自然のサインや兆候を無視してしまい、その感覚を失いつつあります。自然環境の改善と同時に、私たちが失いつつある「自然との関わり方、暮らしのあり方」について深く考えられるのが大地の再生での環境改善です。
私たちが暮らす場所での重要な脈は、家のそばを流れる川。川に泥が溜まれば川底との水循環が失われ、土地全体が詰まります。呼吸できない植物は暴れるように枝を出し、地上の風通しが悪くなり流域全体が衰退してしまいます。小さな活動のように思えますが、大人も子供も一緒になって、川周辺の泥さらいなどを通して、流域全体の改善に努めています。
でんぼらさんは、兵庫県神戸市北区のフィールドにて、里山・棚田を利活用しながら、地域の人々が集い、「里人」として持続的に活動できる「場づくり」をされています。
今回、20年の活動でようやくニホンミツバチの養蜂に進みたいという代表の佐藤さんの想いのもと、ワークショップをさせて頂きました。
当日は、3〜40名の子ども、保護者の方々と一緒に、
・ニホンミツバチの巣箱作り
・ミツバチの気持ちになって森を散策
・巣箱の設置と管理方法のレクチャー
を行いました。
日頃から里山に触れているだけあり、子どもたちもノコギリで巣作りをしたり、こちらの意図を汲み取って質問や提案をしてくれました。ミツバチにとって心地よく、人にとっても気にかけやすい養蜂のレクチャーが出来たと思います。
橋本市在住のMファミリーに、
約3平米の家庭菜園のアップデートのご依頼を頂きました。
「自分たちもできる範囲で環境に負荷をかけない暮らしをやってみたい。」
「災害時にも備えて、手動のコンポストを導入したい。」
「色々育てたいけど、上手に野菜が育たず、ネギしか育たない。」
「キュウリ、トマト、枝豆を作りたい!(お子さんのご希望)」
上記の課題感やイメージに対して、キーホールガーデンをメインにした家庭菜園を
提案し、ご家族皆さんと一緒に作成するとともに、
その土地の課題点となる、「水捌け」に関する土中の環境改善を行いました。
施工の詳細、Mファミリーからのコメント等、noteにまとめています^^!